2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧
なにやら難しそうな本の話にちょっとオタクネタ、そしてテクノの話題、とくるといかにもな自己愛満載の幼稚な衒学趣味ブログという感じがして嫌だが、実際そうなのでしょうがない。 朝日朝刊にて吉田秀和。ショパンについて。おそらく現役最高齢のDJである…
都留泰作「ナチュン」が昨日発売のアフタヌーンで完結した。 凄い漫画。黒い「穴」、すなわち人間の永遠の課題、ウィトゲンシュタインのいう「問題」、加藤周一の言葉を借りるなら「ギルガメシュの歩んだあの闇」にヒロインは消え、その感じ、喪失ないし死の…
朝日朝刊にて映画「アバター」について特集あり。 3Dは映画館の復権に繋がるとの指摘、興味深い。仮想現実を充実させることで、具体的な「場」の地位をひたすら下げる方向に進んできたように見える技術にもこういう使い方があるのか。そのほか、新しい入れ…
ちょっとした偶然から、この事件に関心を持った。不謹慎な姿勢だと我ながら思うが、これはミステリーである。 いくつか本を読んだが、野間や鎌田の本は部落差別への批判に重点が置かれており、事件全体の推理はその次にくる。 推理を目標としている本として…
読了。 これはすらすら読めた。面白い。ライトノベルのよう。ただ一点、新仮名遣いだったのが残念(岩波文庫)。冬蛾カッコよい。敵対する二勢力の間でふらふらする無頼キャラクターは漫画やアニメでもベタ過ぎるくらいだが、しかし石川の手にかかれば格好よ…